前回のブログに、今月の20日が春分の日で、この時期はスタートに最適だとお伝えしました。
でも、これは北半球の話。
私のすむオーストラリアがある南半球では秋分の意味を持つ日です。
(ちなみに私は日本語で活動しているので、北半球の春分の日の恩恵もいただいていると勝手に解釈しています。笑)
豊かさを本物に変えていく
秋分とは、五行のエネルギーで言えば「金」にあたります。いかにも縁起が良さそうなエネルギーですよね。
この時期はこの「金」の字が表すように、豊かさを本物に変えていく時期。春から夏にかけて活動してきたことを収穫し、そしてそれを「金」に変えていく時期。錬金させていくエネルギーの強い季節なのです。
どんなにたくさんの実りがあっても、それを使いこなし、自分のものとして落とし込むことができなければ、ただの不良在庫です。受け取った「実り」はしっかり金に変えていきたいですよね。
では、なぜ秋分の日を境に「錬金」の時期に入るのか?
秋分は、陰の世界へのゲートの役目をしています。
昼【陽】と夜【陰】の長さがほぼ同じ秋分が終わると、一足跳びに夜【陰】の長い世界へ。陰のエネルギーの中に突入していくのです。
「陰のエネルギー」というと悪い印象を受けるかもしれませんが、決して恐れるものではありません。無意識の世界や見えない世界と繋がりやすくなる奇跡が起きやすくなるエネルギーなのです。
現実世界で受け取ってきた実質的な「実り」に対して「それをどのように使うのか?どう熟成させていくのか?」のアイデアが無意識の世界(宇宙)とつながることで、どこからともなく湧いてきやすくなる。
この宇宙スパイスが「錬金」の作業には絶対不可欠なのです。
インスピレーションを信じる
そんな「陰のゲート」が開くこの時期。
ふと思いつくことがあったり、いつもならしない行動をとってみたくなったり。そんな時には、ぜひ、その思いに従ってみてください。
いつもよりも、宇宙からのメッセージを受け取りやすくなっている今。そのインスピレーションを大切にすることで、思いもよらない展開がその先に待っているかもしれません。
そして、その行動は「無意識の世界からのメッセージをきちんと受け取ります」と表明したことになり、さらに閃きの力が強固になります。
いつもよりも直観力が冴えた状態で「今持っている「実り」をどんな風に使っていくのか?」と向き合ってみてください。
意外で突拍子のない思いが浮かび上がってきたときこそ「これは、ないない」と思わずに。
それこそが、「錬金」の元になるものなのですから。
「金」に変える作業の中で一番大切なこと
大量に様々な材料があっても、それが自分が作りたいものに適していなければ、いいものは出来上がってきません。
それと同じで、多くの「収穫の実」を得ていても、そこには今は必要ないものも混ざっています。全てを「金」に変える!という意気込みを持ってもいいですが、それにはとても時間と労力がかかります。
必要か必要でないかの判別をしていく。今はこれは要らないと思うものを潔く手放していく。それが、まず最初のステップとして必要です。
- ここまで自分がやってきたこと
- それによって得たこと
- 学んだこと
- 感じたこと
春からの半年間の棚卸しをするような気持ちで見つめていく。すると、その中から光り輝く「金」の材料が浮かび上がってくるはずです。そうしたら、それを「核」にして他の材料をまたその中から拾い集めてみる。
なるべくシンプルに。
これは今は必要ないと思ったら切り捨てる勇気を。縁のあるものだったら必ずまたいつかその機会がくれば戻ってきますから。
ただ、心の中などの見えないものの棚卸しや手放しは時にとても難しいもの。
そんな時には、まずは『住空間の中での棚卸しや手放し』を積極的にしてみることをお勧めします。
空間の中に散らばっているものたちは「あなたの心の投影」。そこを見直していくことは必ず心に作用を及ぼします。
特に今回は、ここ半年の間に手に入れたものや移動させたもの、また逆に半年間まったく触っていなかったものや場所などを重点的に「見直し&手放し」。
相乗効果として心の棚卸しの助けになるはず。騙されたと思って、やってみてください。
秋から冬という季節は、少しづつ温度も下がり始める時期。植物の勢いも衰え、どことなく寂しいイメージが伴うことも多いです。
でも実は 豊かさが一番熟成される魔法の期間。
ぜひこの機会を生かしてくださいね。